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熊本へ

熊本へ_b0008923_320116.jpg特にあてもなかったが、帰りの便は翌日の日曜日。
もう1泊して、もう少し街をしゃぶりつくそうかと思っていたが、あいにくこれだけのホテル充実都市の福岡だというのにほとんど満室だ。

そこで唐突ではあるが、しばらく前に出来た熊本市現代美術館に行こうと思い立った。
決まれば後は行動だ。熊本のリバーサイドホテルを予約し、大黒屋で博多→熊本のチケットを買い、特急つばめに乗り込んだ。

JR九州の車内誌「Please」は毎回楽しみで読んでいる。
ちょうど今月号に小泉八雲が熊本にいた事があると書いてある。
本名:ラフカディオ・ハーン。怪談の作者。
それくらいしか知識はなかったけれども、JALの機内誌でも浅田次郎のコラムで彼について触れられていたし、何か縁を感じて、旧居を訪れた。
繁華街近くにありながら、純和風の家の中に入ると静まり返るようだ。
日本人と結婚し、日本をこよなく愛したことが深く伝わってくる。彼も桜の季節は好きだったのかなぁ。

現代美術館では、横尾忠則の「熊本・ブエノスアイレス化計画」というなんじゃそれ?な企画展が行われていた。「オレにカレーを食わせろ~」(※注:日本インド化計画の歌詞)というフレーズが頭によぎったが、どうやらマジメにやってるらしい。
横尾さんが熊本を訪れたときに「ブエノスアイレスみたいだ!」ってつぶやいたことが発端で、その後で実はブエノスアイレスなんて行ったこともないってことを白状したらしい・・・。そして、彼の芸術性と、アルゼンチンの情熱を見事に(強引に?)結び付けたとのことで。


熊本は、僕が福岡に勤めていた時に何度か泊まったことがあるが、福岡までちょうど100kmくらい、高速使えば1時間ちょっとで行けちゃうので、実はそれほど夜の街には詳しくない。
馬刺と辛子蓮根が食いたいなーとぼんやり思っていたが、さすが名物だけあって、至る所にそういう文字が躍っている。表通りをはずしたあたりにどこかいい店が潜んでいるのではと、写真の裏路地などをしばらく彷徨った。
by tamotsuyaki | 2005-03-26 15:20 | アート


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